書籍の執筆では、沢山の言葉を使用しますが、中でも専門用語、造語の取り扱いには注意する必要があります。例えば解説本の場合、著者はその業界について詳しい立場で書きますから、ついつい「これくらいの言葉は説明しなくても分かるだろう」と考えてしまいます。

しかし初学者にとっては、その業界の基礎用語は全て難解な言葉であり、意味不明と感じられるものです。読者は難解な専門用語を目にすると、その言葉の意味を解説する段が組まれているかもしれないと、そのまま読み進めたりしますが、どこにも説明されていないと知るや、大きなストレスを感じてしまいます。初出の言葉はすぐに解説するのが文章作成の基本です。

もちろん説明の仕方は著者に委ねられているので、紙幅を割くほど重要な言葉でなければ、簡単な説明でも構いません。逆にキーワードだと考えられる言葉については、それこそ数ページ割いてでも、きちんと説明するようにします。

 かっこの使い方にも注意するようにしましょう。カギかっこは、種類ごとに使い方が異なります。「」は会話や強調の対象に用いるものです。「」の中でかっこをさらに使用する場合は、中のかっこのみ『』に変えるのが一般的です。

また、『』は作品名、商品名を示すのに使われることもあります。若い人はこのルールを知らずに書いてしまうことも多く、「」が重ねられてしまった文章もよく見かけます。流石にこのレベルの間違いは編集や校正が指摘してくれるでしょうが、恥をかかないように、セルフチェックで校正するのを忘れないようにしましょう。

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