執筆初心者が陥りやすいのは、決まった語用を無視して文を綴ってしまうパターンです。語彙力の無い人は、例えば「縄飛び」などと誤用してしまいます。字義から「縄跳び」が正解であることは分かるはずなのですが、読書の習慣が無い人などは、瞬時に判断することが出来ないのです。

他にも、「水と塩を混ぜる」などと書いてしまう人がいます。このケースは漢字から誤りを発見できないため、文が示す状況を具体的にイメージする他ありません。そうすると、「水に溶ける」「水に溶かす」といった言い回しが正解であることが分かります。

このような誤用の例を知ると、自分は大丈夫だろうかと不安に思われるかもしれません。今まで書き慣れていなかったのですから無理もありませんが、本を執筆するということは、かなり神経を擦り減らす作業だとお分かりいただけたことでしょう。因みに「混ぜる」と「交ぜる」の違いも書き分けなければなりませんから、気になる人は調べてみて下さい。

また最近よく散見するのが、いわゆる重言の類です。重言は、一部に特例として許される言葉もあるためでしょうか、若い人の間では、それほど禁じられているというイメージが沸かないようです。しかし「頭痛が痛い」などの表現は明らかに不自然であり、執筆中に気付かなければならないレベルの重言だと言えます。

少しでも違和感を覚えた時は、是非辞書等でチェックするようにして下さい。許されている用法の可能性もありますが、大抵は誤った使い方であると分かるはずです。

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