書籍を執筆するということは、原稿を書く時点で構成に気を配る必要があります。しかし自著を出した経験のない著者は、構成方法に慣れていません。

それまでにブログやSNSを通じて文章を書いた経験はあるでしょうが、これらの媒体は構成を気にせずとも書き込めるものです。その結果、取り留めのない文章なら書いても、論理に貫かれた文章とは無縁でい続けることになるのです。

では出版のための構成とは、具体的にどのようなものを指すのでしょうか。執筆者の基本的な態度として求められるのは、「どのような内容をどの順番で書くべきか」という思案です。最初は慣れていませんから、「型」を意識して書き上げるようにすることが大切です。

「型」は色々あり得るのですが、最も基本的な型は、①導入・主張、②根拠、③エピソード、④提案、といった流れです。多くの書籍は、この型に倣って書かれていることに気付くはずです。もちろんプロのライターであれば、②と③を逆の順で書いたりすることもありますが、初心者はお手本通りに書いて練習すると良いでしょう。

このように構成を考え、区分けすると、各部位で字数が不足したり、多過ぎたりすると、すぐ気付くようになります。例えば「根拠」の字数が不足していれば、理論を練り直したり、エビデンスを集め直したりして、修正することになります。どうしても修正できなければ、テーマ自体を変える他ありません。

構成のバランスも問題ないように執筆する事ができれば、次は「見出し」を考えなければなりません。見出しについては別途触れることにしますが、一読して分かるように、簡明な文句が望ましいでしょう。

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