親友のU子と、小学生時代に、「納豆出版」という出版社を作って、本をつくる遊びに熱中していた時期がありました。

先日、引っ越しの作業の途中、押入れの奥から、当時の「納豆出版」で製作した、本の作品の数々が出て来たので、引っ越しの作業の手を止めて、1人読みふけってしまう出来ごとがありました。その作品の中から、特に思い出深いものをご紹介してみようと思います。

「あんぱんの運動会」

このお話は、運動会の日にU子のお母さんが、再び、病院に入院する事になってしまい、U子の運動会のお弁当があんぱん1個であった事を、絵本にしたお話だった気がします。

お母さんが緊急に入院してしまったU子は、パン食い競争のあんぱんを、先生からもらって寂しそうに食べていたので、うちの母親がU子を呼び寄せて一緒にお昼を食べた思い出があります。

あの時のU子は、涙を目にいっぱい食べながら、あんぱんをほおばっていた記憶があります。お母さんの緊急入院で、家族が誰も運動会に来れなくなってしまい、不安でしょうがなかったのだろうなと、今考えても可哀そうになります。

U子の母親は、いつも入院する時は盲腸だと言っていましたが、きっと何か他の理由で、入院していたのではないかと、今考えるとそう思えます。幼いU子には、隠しておきたい病気であったのかもしれません。

このお話は、運動会の日にお弁当を忘れた、おにぎりが、あんぱんにお弁当を分けてもらうお話でした。絵本のお話は、なんお変哲もないストーリーなのですが、お話のバックグラウンドを知っていると、せつなくなってしまいます。

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